『写真でみる 三世代同居の育児と介護』
シリアスな介護問題。そんな中にも、小さな幸せがたくさん浮かび上がってくる我が家の介護。
介護×育児×仕事の同時進行の隙間から見えた、「これでいい」と思える生活の一場面です。
フォトとポエムを添えて、お贈りします。カフェタイムにでも覗いてもらえると嬉しいです(^^♪
2012年受賞作品『じぃじの耳かきと孫』
(全国老人福祉施設協議会主催 第5回介護作文・フォトコンテスト)
1歳の頃の長男坊、じぃじの耳かきが気になり、じぃ〜と覗く。
じぃじは気持ちよさそうに、ウトウトしている。
普段の介護も忘れてしまうくらい平和な昼下がり。
2012年掲載作品『3世代が仲良く集い、語らう』
(月刊ケアマネジメント11月号 黒子に徹するケアマネジャー目指す)
育児と介護と仕事が一体化した我が家。
良いことばかりでもないが、悪いことばかりでもない。
孫とじぃじのやりとりを見ていると、
この生活が長く続いて欲しいと思う。
『俺の代わりはおらへん』
義父のラグビー同窓会があると幹事から連絡あった。
義父は、花園に出たラガーマン。若き頃は、筋肉ムキムキで私も近寄りがたかった。
娘が「車椅子での同窓会、プライド含め行きたいと思っているの?」の回答に義父は…
『俺の代わりはおらへん』
その言葉を聞いて『カッコイイ』と心から思った。
今の時代、俺の代わりはおらへんなんて、なかなか言えるものではない。
『朝のお見送り』
じぃじの朝のお見送り。
自発的に関わろうとする長男坊。
と思いきや、「これ、なにぃ?」と福祉車両に興味津々。
「ほしい、ほしい」とトミカ版福祉車両をおねだりだ。
『小さな手 大きな手』
学校から帰ってくると、真っ先にじぃじの部屋に飛び込む息子達。
小さな手と大きな手が重なり、パチンと音がする。
さぁ、『育児×介護』の素敵な時間のはじまりだ!!
『車椅子も一体化』
二男坊にとってはじぃじの車椅子も生活の一部。
ブー、ブーと言いながら、じぃじの部屋に入ってくる。
車椅子も特別じゃない、普通の生活。
1歳になる息子の行動から、そんなことを学んだ。
『生涯、現役』
要介護5になった父。車椅子に座れる時間も限られている中で、
心の中は今も仕事のことでいっぱい。
「今も仕事のことばっかり考えてるねん。道具箱、どこいったか知らん?」
生きるってこういうことだと教えてくれた。
『じぃじのお手伝い』
3歳になった長男坊。じぃじと散髪屋へレッツゴー。
押すだけでなく、引く、止まるもお手のもの。
1歳で覚えた車椅子操作、今では当たり前に押してくれる。
『俺の孫』
久しぶりに会った孫を抱いたじぃじ。
今では片手でしか抱けないが、その重みを強く感じたようだ。
「えらぃ、重くなったなぁ」と目をまるくした。
その瞳はとても優しかった。
『起きる〜、起きる〜』
じぃじは調子が悪いと、「起きる〜」を連呼する。
そんなとき、真っ先に飛んでいく1歳半の長男坊。
ベッドに乗り込み、うちわを扇ぐ。
まだしゃべれないから、起こしてあげようという表現なのかもしれない。
小さな子どもたちの行動に、こんな3世代同居も悪くないと思う。
その他:イクメンカメラマンとしての受賞作品
2013年包装のある風景写真コンテスト受賞作品
「うわぁ、やった〜」
2013年草津市男女共同参画フォトコンテスト受賞作品
「読み聞かせパパ」
2013年お参り風景フォトコンスト受賞作品
「お掃除」